「やってみてわかる」という興奮

唐突ですが、カレーが死ぬほど好きです。

大学の頃は、学食では四年間の殆どをカレーを選ぶ日々。
他のメニューなんて片手で数えられるくらいしか頼んだことない。

独身なら、毎日食べたいくらい(昼夜コンボでも平気)です。

以前、ラーメンが好きすぎて、ついには自分で作り始めたって人を取り上げた番組があった。さすがにそれはなー(笑)なんて思ってたけど、気づいたら、最近僕もそうなってた。

自分でカレーを作り始めた。それも、スパイスで作るやつ。

ルーを使ったカレーなら昔から何度も作ってたけど、スパイスは未知の世界だった。
本当にルーを使わないでカレーが出来るのか?作り始めてからも疑っていた。

しかし、スパイスを使う行程に入ったとき、衝撃が走った。
シンプルなスパイスカレーは、ターメリック、チリペッパー、コリアンダーがあれば出来る(と、スパイスカレー入門書に書いてあった)

順番に混ぜ合わせていき、最後にコリアンダーを混ぜ終わったとき、カレーの匂いがした!
しかも、ルーを使ったものとは違う、鮮烈で芯の通った香りだ。

興奮したし、しびれた。
スパイスってすげえ!素直にそう思った。
インドの方がやっているカレー屋さんの、あの匂いが、目の前のフライパンから立ち上ってる。

その後、最後の行程まで済ませ、口にしたチキンカレーは最高だった。

それ以来、休日の夕飯はスパイスカレーを作ることにしている。
味も良いけど、何より作っている時が楽しくて仕方ない。
これは、ルーを使った時には味わえなかった感覚だ。

誤解しないで欲しいのは、ルーを使ったカレーが駄目だってことじゃない。

市販のルーには、手軽さと、誰が作っても一定の味が出せるという別の価値がある。

それはそれでいいと思うけど、僕はスパイスに魅了されてしまった。

今後はもっといろいろなスパイスを使って、スパイスカレーの腕を上げ、楽しんでいきたい。

で、長ーい前振りになったけど、言いたかったのは、新しいことを何かやってみると、世界が広がる可能性があるってこと。それも、予想を越える事が多い。

スパイスも揃えようとすればお金も時間もかかる。無駄になるかもしれない。
でも、やってみたお陰で、世界が広がった。

大げさ?でも、何事もこんなものだと思う。

というわけで、もう年だーとか、時間がないーとか、今更ながら恥ずかしいーとか、そんなんどうでも良いんで、気になったことはやった方が絶対いいです。

さて、今週末はどんなカレーを作ろうかな。