成長の分岐点

よっぽどやる気がないか、覚えるつもりがない場合を除いて、慣れることである程度のレベルには行けるものです。

適度な力の抜き方を覚えて、どの程度の仕事をすればお客さんの最低限の要望を叶えられるかも見えてくるし、実際にそれで日々の仕事を回せます。

ここまで来れば、毎日をかなり楽に過ごせる事になんとなく気づきます。
そりゃあ疲れたり、嫌なこともあるでしょうが、それでもどこかに余裕があります。

余裕があることが悪いと言いたいわけじゃありません。
ただ、余裕がありすぎる日常は、人を堕落させます。停滞ではなく、堕落します。

何故か?

慣れると、その環境の居心地が良くなります。するとそこから抜け出したくなくなります。寒い日の布団の中と一緒ですね、とっても気持ち良くて幸せです。

でも、布団から抜け出さず、一日中いたらどうなるでしょう?
体はなまって、なんとなくダルい。何かをやる気もわかない。辛くはないけど、楽しくもない。端から見て、自分がなんとなくダメな状態だとはわかる。

健全じゃないですよね?

で、さらに怖いのは、同じ環境に居続けると、いつの間にか、その状態が自分の全力になってしまうこと。

今まで8割の力で出来てたのに、全力でやってそれくらいしか出来なくなってる。
で、ダメになってる自分を認めたくないから、なんとかごまかして現状維持に力を注ぐ。絶対に外の世界(しんどくなる環境、不安な状態)には出ない。
出ないから、ますます力が衰えてく。

これが、ある程度までいき、そこそこ仕事が出来るのに、その後なんの成長もない人です。いませんか?貴方の回りに?

で、みんな気づいてるんですよ、今時分が成長してるのか、停滞してるのかってことに。

気付いたら、すぐに手を打つことが大切です。危機感という感情の賞味期限は短いです。
ほっておけば、あっという間に現状維持に安住しようとします。

自分いま、止まってない!?

そう思ったら、動きましょう。
朝とんでもなく早く出勤するだけでもいいと思います。何かをする、負荷をかける、程よいしんどさに自分から入っていく。
これを繰り返せる事が、絶え間ない成長の最低条件だと思っています。

ということで、明日も一時間早く出勤します。

では!